ここ数年、様々な業界の企業がDXの推進を取り組んでいますが、進める上での課題へスピーディな対応するための手段として、ローコード、ノーコード開発が注目されてます。
そこで今回は、ローコード、ノーコード開発が進む背景とフリーランスとして安定活動するために注目しなければならないローコード、ノーコード開発のツールについてご紹介いたします。
【ローコード、ノーコード開発が進む背景】
①.DXとは?
「DX」とは、「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略語です。
英語圏では「Trans」という単語を「X」と略すことが一般的なので略語は「DT」ではなく「DX」と表記されています。
また、既にご存じの方もいらっしゃると思いますが
「DX」という言葉は、スウェーデンの大学教授エリック・ストルターマンによって提唱された
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念を指します。
ここ数年はコロナ禍の後押しもあり、これぞDX と言えるようなサービスも続々と出てきておりますが、日本でのDX推進は実行しないと取り残されるといった強い危機感があります。
経済産業省が発表した「2025年の崖」問題はご存じでしょうか?
次は「2025年の崖」とは何か?
また「2025年の崖」を回避するために取るべき対策をわかりやすく解説します。
②.「2025年の崖」問題とは?
多くの企業が業務で使用している基幹システムの老朽化により、2025年以降で年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性について経済産業省が発表した「2025年の崖」問題を指します。
景気の良い話をニュースで伝えられることが昔に比べ少なくなった日本のリアルになるのでしょうか。
そこで各企業は競争力の維持・強化するために、業務の効率化ではなく新たなビジネスモデルの構築に向けてDXを推進させるため基幹システムの刷新やIT投資を進めている訳ですが、そこで出てくるのがローコード、ノーコード開発になります。
【ローコード、ノーコード開発】
①.ローコード、ノーコード開発って?
言葉のとおりソースコードを書かずに実行できるツールを用いたアプリケーション開発をさします。
用いるツールは、画面の部品やロジックを組み合わせをGUIからの操作で実行できるので、DXを推進させたい企業からの要望に応えるため、短い期間で品質の高い安定したシステム開発を行いたい開発現場で取り入れるケースが増えてきています。
②.ローコード、ノーコード開発ではどんなツールが用いられるの?
今のところ、既存のシステムを再構築するケースか、DXを推進させるための社内の膨大なデータの活用に用いられるケースが多いでしょうか。
そこで最近よく目にするのが
- EAI(イー・エー・アイ)「Enterprise Application Integration」
- ETL(イー・ティー・エル)「Extract Transform Load」
- BI(ビーアイ)「Business Intelligence」
です。
それぞれのツールは昔から活用されており、新しい技術という訳ではないのですが、「2025年の崖」を意識し必要スキルとして求める案件は増えてきております。
「既存の基幹システムと連携」、「コスト削減や生産性の向上」、「短期間で高品質、安定性」などを踏まえ、「EAI」、「ETL」、「BI」スキルを求める企業が増加しているので、今後も暫くはこの流れが続く可能性があります。
③.DXとデータ活用
ならば「DX=データ活用」ではないか?
そう思われる方もおられるかもしれませんが、ITの浸透でより良い社会を作ることがDX化の目的ですので、単にITで効率化させる量的変化では、新たなビジネスモデルの構築は出来ず質の面が整いません。
そこで言うと、数年前から言われている個人ユーザーの情報を集め新たなサービスを提供を目的にした「ビッグデータの活用」は、IT化ではなくDX化を指していたことを今さらながら気づかされました。
【まとめ】
少々まとまりのない記事になってしまいましたが、フリーランスで活動される方々へ今回お伝えしたかったことは
「手作業からツールを用いるローコード、ノーコード開発は今後も増えていく」
ならば、その流れに応じた案件での稼働を勧めたいということでした。
フリーランスとして安定稼働を目指すには、ニーズに応える変化への柔軟さが求められますが、それにはまず案件情報の収集から進める必要があります。
その際は、ぜひ名古屋IT案件を活用いただきたく、今後も宜しくお願い致します。
相談ください。